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 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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安売りは、それだけの理由があると心得たい   2012/11 Vol.51
 バーゲンセール(bargain sale)とは、「大辞林」によれば、商品の安売り、見切り品の売り出し、とある。これらの表現は時と場所で微妙に変化して消費者の購買意識に働きかける。ワゴンセールなどとしてワゴンに商品を積み上げるもの、在庫一掃セールもあれば改装・店じまいセール、○○記念・感謝セールと言うのもある。大げさなものには大放出セールや出血サービスセールから激安セールと言葉は次々に過激に刺激的な表現になってくるのだが、言葉のように安いのかは疑問である。
 
 妻の尻についてスーパーマーケットへ買い物に行ったときに目に付いた安売りの表現には、特売品、お買い得品、specialなどに混じってタイムサービスと言うのもある。言葉が違っているので割引率が違うのかと思われるが、私に判断できる商品知識はない。妻は、「広告品以外はただ「目をひきつけるためだけだ」と言う。更に、消費期限の短い食品には、ある時刻が来れば1割引、2割引のシールが貼り付けられることもある。
 
 「バーゲン」として安売りをしたのは、1908年(明治41年)松屋呉服店が最初であるが、やがて民間企業に賞与(ボーナス)が支給される7月と12月に百貨店で開催されるようになる。大商店の少ない田舎では比較的目立つことはなかったが、大型スーパーマーケットを初めとする大型店が中小都市にも出店するに従い、バーゲンセールは一般化してきた。当然のこと流通関係の消費者への働きかけは、歴史を刻んでいる。
 
 セールされている商品は安いとは限らないことも理解が必要である。季節はずれで安い電器商品は来年になれば消費電力の少ない商品の販売も考えられる。衣類ならば流行遅れでいかにも過去の商品になってしまうこともしばしばだ。消費期限の迫ったものは廃棄するよりいくらかは取り返したいからに他ならない。売り手の下心は、損得勘定はちゃんといているのである。消費者の利益ばかりに配慮しているのではない。
 受け売りであるが「バーゲン」の語源は、「取引き(交渉)して、安く買う」ことであると言われる。商品知識のある消費者が、高すぎるから負けろ、売り手は、原価は高いから負けられぬ、等々言いながら適正価格に落ち着かせるのだ。消費者は、品物を安く売ってくれると言うことではないことを心すべきだろう。

       徳島広域消費者協会 三原 茂雄

特定非営利活動法人徳島県消費者協会
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