とくしま消費者交流ひろば
とくしまの食
くらしに役立つコラム
消費者交流イベント
消費者トラブル
もったいないっ!から始めよう
生活+α
キッズ
消費生活相談窓口
リンク
くらしの情報大募集!
メールマガジンの登録はこちら
携帯サイト

クリックでURL表示
お問い合せ
Tのためいき
 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

バックナンバー
ひな鳥可愛い                  2012/8 Vol.50
 子ども夫婦が帰ってくるとのこと、寝具の用意で二階のベランダで布団干し。ふとみると、巣立って間もない小雀が片隅で震えていました。

さあ、あなたならどうしますか?
 @ 近くの屋根で巣を探し、戻してやる。
 A 親鳥が探し助けに来るので、それまで放ったらかしにしておく。

 正解はAです。スズメの巣は、屋根の隙間など簡単に戻してやれるところにはありませんので、@の答えは現実的ではありませんが、ツバメの巣は身近にある場合が多いので、ひな鳥が落ちていたら、巣に戻してあげようとする心優しい人が多いのではないでしょうか。まして、傍にひな鳥を狙っている猫や犬がいればなおさらです。でも・・・そうすれば、あなたは知らないうちに心優しい死神さんになっているかも。

 人間がひな鳥に触れば、人間の臭いがついてしまいます。親鳥は人間の臭いで自分の子どもだという認識が出来ず、折角ひな鳥・小雀を見つけても、近づかない、助けないということが起こります。ですから犬・猫が傍にいるのなら、ひな鳥を触るのではなく、犬・猫を追い払って下さい。ばんやむを得ずひな鳥に触る場合は、人の臭いが付かないように、真新しい手袋で助けてあげてみてください。助けられるかもしれません。もし人の臭いが付いたひな鳥を巣に戻したら、親鳥は巣から追い出してしまうかもしれないからです。
 人の臭いが付いてしまって、親鳥が子育てを放棄した場合は、どうしましょう。小鳥に限らず、野生生物を勝手に採ったり、捕まえたりして育ててはいけませんが、このままでは死んでしまいます。やむを得ず、巣立つまで育てるとしても、ひな鳥の育て方、けがをした野鳥など野生生物の育て方は難しく、法律違反にならないよう、県庁の自然環境室に相談して、許可を得て、育て方を教えてもらってからにしてください。
 自然は厳しいので、「弱肉強食が自然です、自然に任せましょう」とか、「野鳥を育てるのは大変なので専門家の○○さんに連絡して、取りに行きます」とか、絶滅危惧種の希少な動植物の場合は、「すぐ受け取りに行きます」とか、色々と思ってもみない答えが返ってくるかも。

 ところで、私の子雀はどうなったでしょうか。物陰に隠れてはいても、この酷暑の中、熱中症になって死ぬのでは・・早く親鳥が助けに来ないかとヤキモキしていましたが、親鳥が「チュン、チュン」と小雀を探しに来たのは6時過ぎでした。熱中症が心配でしたので、飲んでくれるかどうか分かりませんが、水の入った容器を傍に置いて、その場を離れていました。間もなく、小雀は「チュン、チュン」と答え、親鳥とともに飛んで行きました。


     元且O協商事カラオケ同好会幹事 齋藤郁雄(元県自然共生室勤務)

特定非営利活動法人徳島県消費者協会
〒770-0851 徳島市徳島町城内2番地1 とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)5階