とくしま消費者交流ひろば
とくしまの食
くらしに役立つコラム
消費者交流イベント
消費者トラブル
もったいないっ!から始めよう
生活+α
キッズ
消費生活相談窓口
リンク
くらしの情報大募集!
メールマガジンの登録はこちら
携帯サイト

クリックでURL表示
お問い合せ
Tのためいき
 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

バックナンバー
コウノトリ                  2017/ 7 Vol.78
       〜ドードー鳥を思う〜

 鳴門市大麻町板東から津慈の方に下っていく道がある。昭和の20年代の春は、黄色い菜の花が咲き雲雀がピーピーと鳴きながら空中高く上へ上へと舞い上がっていた。私は、母の里の彼岸の行事ごとに歩かされた。4歳や5歳で兄たちに付いていくのは苦痛だったが、戦後は貧しく法事や祭りは食べ物がおいしくうれしかった。
 
 70年を超えて久しぶりに同じ場所に立った。コウノトリの見物者で田舎道の両側は車、車の駐車だった。今は、レンコン畑が広がり、東の遠くにコウノトリの巣があり、三羽の子どもが今にも飛び立つ時期を迎えていたのである。マスコミの人がおれば、カメラに収めようとする人、双眼鏡で眺めている人などざっと数えて50人ほどである。
 
 話は変わるが、『不思議の国のアリス』という不思議な物語がある。その中にド−ドー鳥が出てくるのだが、作者・キャロルの分身だと言われている。キャロルの本名がドッチスンであり、吃音でドードードッチスンと言われたので、ドードー鳥に心を寄せたと伝わる。このドードー鳥は植民地支配の時代に食い尽くされてしまった。
 
 ドードー鳥は絶滅したのだが、この鳥の研究をしたのが、徳島の蜂須賀正氏であった。運悪く研究論文は戦争に入り英国への送付もままならず、敗戦となる。改めて北海道大学に提出して正氏は理学博士になった。蜂須賀家は正氏とその父・正韶はケンブリッジ大学卒。祖父・茂韶はオックスフォード大学卒である。蛇足だが、正韶は数学で学士号を得ている。
 
 コウノトリも日本種は絶滅したが、中国種のものを繁殖させ、再び日本の野や山で飛び始めている。農薬が少なかった時代と最近の適当に農薬を使う農業の変化は、野鳥には生活しにくい。昔は田植えの後には、フナやドジョウなどが多かった。現在は一般的に田畑に昔ほど生物が居ない。多くのコウノトリが生息できる環境を作るのは容易ではない。
 (写真は鳴門市大麻町のコウノトリの巣)
            徳島広域消費者協会  顧問 三原茂雄

特定非営利活動法人徳島県消費者協会
〒770-0851 徳島市徳島町城内2番地1 とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)5階