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Tのためいき
 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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とらぬ狸のエコ算用              2009/Vol.17
 平成の「新・三種の神器」は、エコカー、省エネ家電、太陽電池だそうだ。アメリカのオバマ大統領はグリーン・ニューディール政策を掲げ、我が国でも今年度の大型経済対策の目玉の一つはエコカー助成金であり、エコポイント制度でもある。とにかく最近は、「エコ」の二文字を旗頭に乗っかった商戦がやたら目に付く。もちろん、環境に配慮した消費行動をとることは大切であるが、サイフの紐を緩めるにあたっては冷静に考えたい。
 例えば、テレビの買い換えの話。2011年7月の地上デジタル放送への完全移行という背景もあり、今回のエコポイント制度の中でも地デジ対応テレビはポイント付与割合が高く、買い換えにより古いテレビをリサイクルに出す場合は、その費用分のポイントも付加されるという力の入れようだ。確かに省エネ性能が進み、同じ画面サイズのブラウン管テレビと省エネ型地デジ対応テレビを比べた場合、電気料金は地デジ対応テレビの方が安くなり節約効果が期待される。但しこれはあくまでも同じ画面サイズで比べた場合であって、いざ薄型テレビに買い換えるとなると、より大きな画面サイズを求め、テレビをつけている時間も増えるというケースも多いのではないだろうか。となれば、省エネ型の製品に買い換えたからといって、一概に電気料金が節約できるとは言い切れないのである。
 消費者は、「省エネ製品を購入したからエコだ」と勘違いしてはいけない。当然のことながら、製品の性能は環境配慮への基本的要素であることは間違いない。省エネ性能の高さは、商品選択のポイントになる。しかしながらもっと大切なことは、消費者の暮らし方、使い方そのものなのではないだろうか。掃除も手入れもしないエアコンのフィルター、詰め込みすぎた冷蔵庫、誰も観ていないのにつけっぱなしのテレビ、これでは省エネ効果は発揮できない。
 消費者としてもエコポイント制度に対する期待は大きいが、買い換えには費用がかかる。「電気代が安くなるから、購入費用も○年間で元が取れる」という計算が、今の我が家に本当に当てはまるのか、目の前の暮らし方をもう一度チェックしよう。省エネ製品の購入を、とらぬ狸のエコ算用に終わらせないライフスタイルが、今消費者に求められている。
                       消費生活アドバイザー 加渡いづみ

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