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Tのためいき
 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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犬にあやかり安産祈願             2018/ 2 Vol.85
      〜男女共同参画には男性の活用を〜

 ちょっと古臭い話であるが、夫婦善哉(めおとぜんざい)という小説があり舞台や映画、更には歌にもなってよく知られている。この漢字を不思議に思う人は少なくはない。読みの「めおと」の“め”である漢字の婦が“おと(おっと)”の夫よりも前にあり、「めおと」の漢字は「婦夫」が好ましく適当であるからだ。女性の語を後にして、男性の語を前に変えた漢字「夫婦」を「めおと」と読ませたと思われるが、それもだんだんと「ふうふ」と読ませるようになったものと思える。

 急に話は変わって犬に関する話。むかし、貴いお方がご懐妊なされた。その時、御所のお庭に子犬が紛れ込んできた。侍女たちどうしたものかと悩み、占い師に聴いた。占い師は「吉兆じゃ、犬の右肩の点が上に付けば天子、下に付けば太子」と占った。このように上流階級の吉事のことをまねて女性が妊娠5ケ月の戌の日に腹帯を巻くようになる。それが庶民に広がったという説がある。時代錯誤の話として神社では、この話はしなく、犬は安産だからと御祈祷をしてくれる。

 最近、国会議員や市会議員の子連れ出勤が話題になった。なぜ女性が24時間子供の世話係であるのかと不思議である。私が行政の担当なら、保育所(園)は、母子家庭を除き、最優先で父親が送り迎えをする子どもを入所させる。これなら父親が残業をやめて子供の迎えを担当し、女性が少しは余裕をもって働けるようになるはずだ。「女性が子供連れで働きやすくすることが前提」を問い直さねばならない。女性が炊事、子どもの保育所の送り迎えを含めて子育て全般をこなすことは、不自然である。女性に過重労働を強いているシステムの改革を叫ばねばならない。

 男をどうしても先にしたいと語順から読みまで変えること、なんとなく男子の世継ぎを期待した話より、安産に特化した表現へと変えたこと、これらを通して身近な事柄を見直すことは面白い。女性が子連れで勤めやすい環境ばかり整備し、結果として、スーパーウーマンでなければ勤められないようにしていると思えて仕方がない
(犬のカットは本文とは関係がない)
 
                 徳島広域消費者協会 顧問 三原茂雄

特定非営利活動法人徳島県消費者協会
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