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 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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花見は梅見                  2017/ 3 Vol.74 
     〜梅見はちょっと寒い〜

歳を取ると新しいことを経験する機会が乏しく、どれもこれも回顧談ばかりである。その当時は嫌だったり、苦痛だったり、そんなことさえも懐かしい。多くの場合、今の時代には何一つ役に立たないことも多いのも特徴である。昭和20年代だからかなり昔、親たちが「梅は咲いたか、桜はまだかいな・・」と酒の席で歌っていた季節である。スーパーマーケットでは「・・五人囃子に・・・桃の花・・」と桃の節句の歌を聞く。すでに梅の花は咲いており、桃、桜の開花はどんな順序か迷って、分からないくらいだ。
 
去年のことだが、神山の阿川の梅を見に行った。県外の観光客が団体のバスで来ており、平日だが人は多かった。カメラマンも見かけたが多いわけではない。梅の花も赤いものと白いものがあるのだが、実れば同じなのか違うのかの説明を聞く機会はなかった。阿川でしばらく居て、美郷へ抜けた。美郷の物産館は駐車場が広くなっていた。昼食を取って、ほたる館や近くの梅園を見て回った。梅酒特区に認定されているとかで、梅酒の販売もあった。ある農園は途中の車の対向にひやひやした。
 
20年も昔に水戸を旅したことを思い出した。真偽のほどは確かではないが、水戸は貧乏殿さまだから、桜を植えなく梅を植えた。観梅の後は梅干しとして保存食になるからで、生活の知恵を殿様が率先垂範されたと聞いた。日の丸弁当の名前は懐かしいが最近は縁遠い。梅干しも市販の弁当は、小さくコリコリした感じのものになった。私は梅干しより、梅酒の縁が深い。

中国では、花見は梅見であったと、漢文の授業か何かで聴いたことがある。梅と聞くだけで酸っぱく、唾液が出てきそうで、梅の花見を楽しめない。有名な句に「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ 服部嵐雪」があるが、「梅 一輪一輪ほどの 暖かさ」とも読めるようである。「一輪つづ開くに連れて次第に暖かさを増してくる」と解釈するのである。
(写真は阿南市新野町にある平等寺の梅)        
              徳島広域消費者協会 顧問 三原茂雄
 

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