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 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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十八女は“さかり”と読む            2018/ 8 Vol.91
         〜ちょっと悲しい説も〜

 阿南市で高校の同窓会があり、おネコさんで有名な加茂谷から来ていた友に聞いた。徳島新聞の「ちょっとええ話」への投稿文で、ペンネームが「加茂の盛り」さんのことである。すぐに「読んだ、だれかわかるよ」と言った。「加茂の盛り」では分からないが「加茂の十八女」と書けば全国に知られた有名な地名である。

 理由を調べると『十八歳くらいが女性の魅力の「盛り=さかり」』との解説があるが、友達は地元の残る言い伝えを紹介してくれた。源平合戦で負けた平家の安徳天皇は逃れて加茂谷に来た。天皇は姫君であり、成長して十八女と名乗ったとも伝えられ、言い換えれば安徳天皇の隠れ住んだところが十八女という地名になった。今も地区の皇子神社に祀られている神様は安徳天皇である。(詳しくは、徳島新聞平成28年12月3日の徳島新聞読者の手紙)。地名に込めて、現世の人が追善供養をしてきたのである。

 私の本籍地の地名は“采女”、平常に使う漢字・言葉にない字で嫌であった。ある時、同僚の国語の先生が「いい所ですね」と言われて驚いた。万葉集51の志貴皇子(しきのみこ)の歌を紹介してくれた。「采女 (うねめ)の 袖(そで)吹きかへす 明日香風(あすかかぜ) 都を遠み いたづらに吹く」。地元では通称・大西と言い、采女は正式な記録の時だけ使用していた。ただ、半世紀も離れて生活していて現在の使用状況は分からない。

 話があちこちに飛んだが、加茂谷は「加茂谷鯉まつり」が知られている。今年、60のおじいさん、ではなく、後期高齢者である彼は、2年ほど前の祭りには、カンドリ舟を操って祭りを盛り上げていた。最近は続いていることやら。引退したか、させてもらえたか。過疎地で老骨に鞭打っている、いやいや、生きがいを見出している。
(カットの写真は佐々氏提供)
               徳島広域消費者協会 顧問  三原茂雄


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