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 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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地域力の強化について             2011/Vol.34
 私が最近とみに感じるのは、それぞれの地域の町内会で、それぞれの関わりが希薄になっているのでないかと感じることが多い。
 一昔前ならどこの町内でもいたと思われる「メンドイ・おっさんやお節介好きのおばさん」がいつの間にかいなくなってしまったのでないかと思われる。
 幼児・子供への虐待や独居老人の孤独死またDV等は最近のマスコミを賑わしています。中でも最近私が悲惨と思ったのは、大阪での幼児遺棄による実質殺人とも言える行動に唖然とするばかりである。近所はもとより行政のなおざりな対応それに加え両親(祖父母)の言動を見聞きするにつけ、この国はいつのまにオカシナ国になってしまたのかと疑問を感じてしまった次第です。
 これらの原因にはいろいろなものが考えられますが、代表的には無責任さの充満→政治家は勿論のこと企業経営者またイジメによる子供の自殺さえ責任を取ろうとしない教育者・行政の担当者等等、また少子高齢化が言われて久しいが今の若者の約40%が非正規社員と言う実態の中で、しかも年収が200万円弱又不安定な状態で結婚して子供を産むことができるか甚だ疑問であると言える。
 「雇用の流動化、労働の多様化等」の美名の元、アメリカの要求に従って労働者の派遣化の弾力化によって企業は人件費を固定費から変動費に変更が可能になった。
 こうしたことからも従来の日本流の「年功序列制度」は評価し直されても然るべきでないかと思う、このことにより若者も人生設計を立て安くもなるし、社会のセイフティーネットも構築され、社会もより安定化へと進むのでないだろうか?
 バブルがはじけて以降「失われた20年」と言われていますが、失われたのは経済だけでなく、「日本人の心」も失われたのでないかと思います。
 日本経済が復活しても日本人の精神が復活しない限り、真の日本の復活はないと言えると思います。私も所謂「団塊の世代の一員」でありますが、団塊の世代は約700万人もいると言われる、良い意味でも悪い意味でも大きく影響を与えてきたと言えます。
 この世代の人達の中で働いている人達も後数年でリタイアするものと思われます。
 若い世代の人達に対して単に健康保険や年金の足かせになるだけでは、申し訳ないので今後この世代がどう動くかによって、オオゲサに言えば日本の将来が決まると言っても過言でないのでないかと思います。今までの企業社会の「モーレツ社員」から、もっと地域社会に目を向けてもらえたら大きな力になると言えます。
 町内会の役員の高齢化や町内会の消滅等、地域社会を取り巻く環境は厳しいものがあります。聞くところによりますと、高齢の役員が役職をなかなか離れようとしないとか、いろいろ原因はありますが、若い人達が積極的に役員になろうとしないこと等があります。
 「文句は言うが人の世話は嫌だ」「悪い意味での個人主義」「隣は何をする人ぞ」とかがあげられると思いますが、グチを言っても改善はしていかないので、いずれにしても地域力の向上は各町内の身近な所から、特に「災害時の共助」の重要性を考えれば尚更です。
 「阪神淡路大震災」時の北淡町の死者の少なさを見聞きするにつけ、地域力の大切さを感じます。それだけみんなが隣人に関心を持っていた為に、あの震災で「あそこのおじいさん・おばあさんはここで寝ているとかが分かった為、短時間で救助できた。」と解説されていたのを思い出します。とにかく、一人一人が身近な出来ることからしていけば地域力は改善するものと思います。

                              徳島市住吉4・7 町会長 高原 暁

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