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Tのためいき
 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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大山寺の紅葉                 2016/12 Vol.71 
    〜四季を楽しめる大山〜

 上板町にある大山寺の狭い道を車で登っていくには、初めてであれば心細いくらいの曲がりくねった道を行くのである。車でも、もっと上まで登ることも可能ではあるが、寺の参道の登り口にやっと着く。前を見ると急な長い階段に思わず大きなため息をつかずにはおれない。一区切り昇ると山門があり、山門から短い階段の上の方を見上げると、何もかも忘れて紅葉の美しさに思わず立ち止まり、声を上げる。

 山門を抜け短い階段を上がれば広場に出る。ここに大きな銀杏が植わっている。俗に言われる弁慶の銀杏である。小松島に上陸した義経が3番の札所・金泉寺に寄り祈願した時の話として、金泉寺には弁慶の力石が残っている。ここ大山寺には銀杏が残され、黄色に色付いた葉が幾百年の年を経て語り掛けている。弁慶が兵糧のギンナンの種を植えたと伝えられているが、なぜこの寺に植えたかを想像するだけで楽しい。真偽を問わないことが楽しめる一つ方法である。

 大銀杏のある庭の周辺には歌碑が幾つもあり関心のある人には興味のある散歩道であろうが、私には詠んだ人の業績を記した記録を読んでもほぼ初めて聞く人名である。教養のなさを少し悲しく感じ、情けなさを味わったひと時だった。歌心は急に養われることはなく日々の積み重ね無くして築けない。

 おおやま、なのか、たいせん、なのか、だいさん、なのか、よくは分からないが、大山寺はどのように読んでも通じる不思議なところだ。伯耆富士として名高い鳥取県の大山(だいせん)に対して阿讃山脈にあるこちらは大山(おおやま)。お寺は大山寺(たいさんじ)というらしい。地元では「おおやまさん」で親しまれていると大山寺の紹介にはある。

 力餅の大会でも有名であり、護摩供養の火渡りも知られた行事になっている。宗教的なものを行事やイベントと表現するのは不適当であるが、大山寺はそれらを含めて懐の深い寺である。
(写真は上板町の大山寺、山門から本堂に向かって)
 
                    徳島広域消費者協会 顧問 三原茂雄

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