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 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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賞味期限切れの日に着いた土産物        2014/ 7 Vol.56     
     〜消費者のための「も・つ・た・い・な・い」〜

「もったいない」と言うことで、賞味期限が再考されるようである。まだまだ食べられるのに廃棄処分となることを避けることが狙いだと言う。賞味期限では泣くに泣けない思い出、と言うか経験を持っている。

 もう20年も昔のこと、知人が団体旅行で北海道へ行った。バスで観光地を回っているときにトイレ休憩をかねて、ある土産物店に寄ったのである。適当なものを見繕って私に昆布を買ったのだが、嵩張るので店に配達を依頼した。当人が帰ると前後して土産が私の家に着いた。何気なく包みを開いていて、はっと驚いた。なんと、開いている日が賞味期限の日である。昆布は消費期限ではなく賞味期限なので、相当の期間の留守番役のお役目を果たし終えたものである。確かに私に届けられた日は賞味期限内である。とは言いながら商道徳に反してはいないのかと腹の虫が納まらない。ではあるが、好意で送ってくれた人に「売れ残りを安く買ったのですか」に等しいお礼は言い難い。ありがとうと伝えたが、幸い世話役のツーリストを知っていたので、賞味期限の張り紙を添付してクレームを付けた。お詫びはないが、後日新しい品を送ってきた。

 これには、後日談があって、今年の初めに北海道から電話があった。妻が受話器を取ると、北海道からだと言って、「おかげさまで創業〇〇年になりました。感謝の気持ちを込めて、お得意様に××を送らせていただきます」と言うのである。記憶にないので、その旨を伝えると、記録に残っていると言うのだ。繰り返し感謝の品を送ると言うので、根負けして、絶対に購入しないし、お金も払いませんが、送りたいならどうぞ、と言ったらしい。それでも送ると言うので、呉れるなら貰え、と送って来るのを楽しみにしていたのだが、ついに送ってはこなかった。北海道など行っていないので購入するはずがないよね、と妻が言ったので、こんなことがあったじゃないと昔の昆布のことを思い出したのである。

 こんなこともあった。詳しく言えばまずいことにもなるので簡単な文にする。和三盆糖の干菓子を送ってくれた。着いた日を入れて5日で賞味期限が切れる。商品は某製糖所、販売の包み紙は某和菓子店であり、配達は大手宅配業者で私の住所はパソコンで印字してある。安く見積もっても3千円を超える干菓子を5日間で消費できるはずがない。ありがとうと礼状は書いたが、第三者へ渡る商品はクレームをつけがたいので、嫌味的に言えば、長く店番をした商品の処理に適しているのだろうか。

 賞味期限で今進んでいるのは、年月日から年月である。更に、出ている話題の一つが出荷日である。賞味期限の3分の1を超えると工場から出荷しない業界ルールを2分の1への変更だ。たとえば、賞味期限6カ月のものは2カ月を超えると出荷しない、から、4カ月まで認める。話題だけならよいが決まれば小売は、今以上に賞味期限内の販売に姑息な手を使う恐れがあるのだ。杞憂であることを願っている。

                        松茂町文化協会々長  三原茂雄

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