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Tのためいき
 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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鳴門市櫛木地区の秋祭り             2017/12 Vol.83
           〜からかい竿にはアサギマダラ〜

 国道11号線が鳴門の市役所、ボート場の周辺をぐるりと回って高松に抜けていた。そんな話をすれば、「良いお歳で」と言われるようになった。その昔の11号線には、通称、櫛木の検問所と言われるところがあり、旧検問所のところで直角に曲がって海の方に進めば島田島スカイラインである。

 櫛木の八幡神社で秋祭りがあり、餅投げがあるので「来なよ」と言われた。誘ってくれても隣町の櫛木は鳴門でもかなり北にあり地理不案内だ。幟が立っているのですぐわかるからと言われて、甘えて氏子ではないが獅子舞を見に行った。旧検問所を曲がれば幟が見えた。海沿いにある小さな神社であり、かなり新しいものである。

 トントコトントコ太鼓の音に合わせて獅子舞がやってきた。獅子舞の演者はみんな若い衆であり、女性も含まれている。太鼓は小学生の上級生か中学生である。獅子のからかい手(呼称は分からない)は幼児である。からかう竿にぶら下がっているのは蝶々の類であろうが、よく見るとアサギマダラである。昨今話題になった蝶であり、驚いた。

 獅子舞の演者に女性は見慣れぬ風景である。運動が激しく体力が必要だからだろうが、地域文化の継承には女性の協力は欠かせない。幼児のからかい役の蝶々も伝統に束縛されない現代的な取り組みである。八幡神社の祭りのメインの一つは餅投げで、多くの人が集まった。帰りに、「午後に妙見神社でも餅投げがある」と声をかけてくれた。
 
 櫛木は小さな集落であるが、海を職場とする人たちは八幡神社、農業を主にしている人たちは妙見神社を維持している。櫛木の旧検問所から南の方にいくらか行き、信号が点滅しているところを山の方に(大麻地区へ抜けるのだろう)登る。まもなく急坂な階段の上に妙見神社はある。獅子舞の奉納と餅投げはここでも行われた。

 他の地区と同じように過疎の進む櫛木地区も海や山(田)と共生しながら生きてきた。その集落の営みはどのように変化していくのだろう。祭りの獅子舞を見ながら思った。
(写真は櫛木地区の秋祭りの風景)

                  徳島広域消費者協会 顧問 三原茂雄 

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