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 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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幼児と老人〜頭では理解しても納得できないこと〜2012/7 Vol.49
 あまり妻の手伝いをしないグウタラ亭主であるが、たまたま妻から
頼まれたのが新しいペットボトルの醤油を小瓶に移すことだった。
簡単なことで気楽に引き受けたのであるが、ペットボトルのキャップ
をとるが、中のビニールタブの穴に指が入らない。人差し指がダメな
ら小指だと、タブの穴に小指を差し込み引っ張り上げた。抜けると思っ
たのが甘かった。指が痛くて辛抱しきれない。思い直して、割り箸を
差し込んで引き上げた。品質の良くない安っぽい箸は折れてしまった。
しゃんとした丸みのある箸を使って辛うじてペットボトルを開けて、やっとのことでお役目を果たした。
 こんなこともあった。ストーブの乾電池を交換しないままで使っているので、(特定会社の商品の名前になるが)ガスライターのチャッカマンを使っていた。ガスが切れてライターを買い替えることにした。店の陳列棚のライターは400円くらいだ。効果は同じであると100円ショップで安いものを購入した。いざ使うようになると片手ではとても着火できない。両手でよっこらしょと引き手を引いて辛うじて火を点けることができた。これでは使えない。「安物を買うからよ」と、妻になじられ叱られた。後日、妻は以前使っていた高い商品を購入してきた。ところが、これも片手では使えない。
 納得できない妻が、店に行き問い合わせると「危険防止機能付き以外は販売できない」との事だ。売れ残りの古いものを売ってくれ、と食い下がったが、商品があったとしても「両手が後ろに回ります」と笑いながらのご返事であったらしい。家にマッチを置いておく方がより幼児には危険であるのに・・・とぶつぶつ言いながら妻は帰ってきた。幼児の火遊びのもとになるライターの規制は正論である。とは言うもののシニアには何とも言いようのないものだ。老化を嘆きつつ生きにくい規制ができたものであると悲しくなる。新製品とは、一般的にはより使いやすく便利になるものだと思うからである。
 唱歌には「・・・ことし60のおじいさん・・・」と歌われているし、数え年では古来稀なりの古希でもある。プルタブが引っ張れないのが当たり前で思わざるを得ないのだろうか。とは言いつつも、昨日まで使えていたライターが使えなくなるのではなく、使えなくされるのは、ちょっとではなく大いに辛いものだ。

      徳島広域消費者協会  三原 茂雄

特定非営利活動法人徳島県消費者協会
〒770-0851 徳島市徳島町城内2番地1 とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)5階