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 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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かかしコンテスト               2018/10 Vol.93
           〜木岐の奥の村おこし〜

 JR木岐駅を降りると狭い駅前はどちらの方向に歩いて行ったらよいのか分からない。小さな町並みの向こうは漁港である。その向こうにあるのが、春先には椿祭りで賑わうところである。その間くらいにあるのが、時折ギャラリーとして展示会が開かれる昔の廻船問屋で豪華な屋敷である。

 駅を中心にすると駅と反対(裏側)方向に歩いていくと、なだらかなあまり傾斜を感じないが道を進んだあたりが、“木岐の奥”と言うらしい。ここの休耕田を利用して十年あまり「かかしコンテスト」が開かれている。午後2時から4時30分までと長くはないが地域の交流の場で、開会のあいさつの後に集まっている人全員で記念写真を写すのが恒例である。

 数年前行ったときは、かかしコンテストへの出品数は多かった。また、団体の作品があり、何体もの作品で一つの家族を構成するような大掛かりなものがいくつもあった。今年は作品が小ぶりで単体の物が多かった。中で目立ったのは、ビッグニュースの一つは、安室奈美恵さんであり、もう一つは大坂なおみさんである。両体共に雰囲気をつかんだ出来栄えであった。

 私のような参加者にも焼き芋やおでんがふるまわれ、芋ほりもあった。いつもの事ながらコンサートも開かれ、文字通り老若男女の交流の場である。過疎地の学校の運動会をもう一回り小さくしたイベントである。少ない田畑は植えられているより休耕田が目立つ。過疎の最先端を行っているようだ。楽しいイベントも、想像するところ未来は明るくはない。人口減少、高齢化は木岐の奥を例外とはしてくれない。

私は牟岐線の木岐の3つ向こうの山河内で小学校時代を過ごした。その経験を含めても、お叱りを受けるだろうが、“ふるさと”としては素晴らしいが、日々暮らすのは難しいと思わざるを得ない。これが過疎対策の困難さである。ただ、私にできるのは、このような温かい雰囲気のイベントが一日も長く続くことを願うくらいである。
(写真は、かかしコンテストの看板)
              徳島広域消費者協会 顧問 三原茂雄

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