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 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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自然を恐れて恐れない             2019/12 Vol.107
           〜千曲川からの便り〜

 長野県に知り合いがいる。長野と言えば、教科書で「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ」と覚えたか、覚えさせられたかの藤村の詩で有名な千曲川の氾濫を知り、長野の知人にメールを送った。彼の住んでいる小字を見かけなかったので被害は少ないだろうと予想したが、返事は異なっていた。大変なことが彼の周りに起こっていたのである。

 返事の概略は、
 「千曲川の上流で何箇所も氾濫の情報が相次ぎ、自宅のすぐ近くの土手の水位もあと1メートル足らずで越水の危機でした。避難指示が出て、一時はどうなるかと危惧しましたが、お陰様で我が家は難を逃れました。しかし、周りは家屋・道路・田畑等の浸水で大変です。下水の処理施設も水没し、使用制限や停電地域もあります。小生の記憶の中では一番の千曲川の洪水でした。自然の猛威にはただただ畏れているだけです。」

 徳島も最近防災が叫ばれている。川の氾濫なら長野の千曲川と同じく吉野川がある。一昔前なら暴れ川ともいわれた。その氾濫の記憶を呼び起こさせる高地蔵が、あちらこちらの田園の道沿いに今も見ることが出来る。堤防や排水工事で久しく洪水とは縁がないが、かつては遊水地域と思われるところに住宅地が広がっている。自然を征服したと思わずに逃げる術を知っておくことは大切である。

 長野県の知人は千曲川氾濫のことについて、サークルの会報に記している。
 ・避難所=入りきれず自宅へ戻った住民が多く、また避難所自体が危険な場所にあるのも問題
 ・行政の危機管理窓口=被災地への通行止めと迂回路の情報も提供できず
 ・オール電化=停電の際は困る

 私の住む町は海際であり、旧吉野川と今切川の中州でもある。地震からの津波、川の氾濫と気を配ることは多い。自然災害は避けられないと思われるが、被害を出来るだけ小さく抑えるようにしたいものである。自然災害を恐れては生きて行けないが、軽んじては痛いしっぺ返しを食らう。身を守るためには、最後は逃げるに限る。
(カットの写真は北島町の高地蔵。引用文は承諾済み)
               
      徳島広域消費者協会 顧問 三原茂雄


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