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 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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もったいないが商品価値がない       2019/ 3 Vol.98
       〜加工品のロスより生の生産品のロス〜

 寒いので更に着る・衣更着の2月はこんなことが話題になった。いわゆる節分の行事の「恵方巻」の巻き寿司が過剰生産され消費期限内に消費できなく廃棄されることである。世界では多くの人、中でも飢えた子供の数は大変な数字である。にもかかわらず食料品のロス、無駄をできるだけ少なくするように、と問題提起があった。

 農村地帯に居を構えている人にとってはよく似たことを日常的に見ている。人参、大根、芋だって出荷の最盛期に畑の近くを歩くと小さな、あるいは形の歪なものが畑の隅に積み上げられていることがある。時折、人参や大根の二股のユニークなものが新聞の紙面をにぎわすが、商品として流通されることはおそらくはない。

 加工されたものは消費期限で目に留まりやすいが、原料のことも見逃せない。農業生産物は見た目が重要視される。大きさや形が整っていないもの、中でも虫が食うなどの美しくないものは流通を通らないのである。虫が食べるものほど美味しい、そんな意見もあるが稀である。ジュース、家畜の餌、飼料になる、また、再び土に返される。

 私の若いころはストローと言えば言葉の通り“麦”の茎であった。麦であれば使用後は土に返せばよいわけでプラごみのように海洋汚染にはならない。昔は現在のトレイに当たるものは木や竹の皮の類であった記憶がある。柏餅の葉っぱを食べる人があるようだが、プラスチック(葉っぱ)では食べると大変なことになる。

 地産地消であったり、廃棄物も自然に返したり、そのことの多くは、そのような生活しかできない時代の知恵であった。時代が便利になり昔には戻れない。昔の循環型社会を懐かしむのはただの回顧趣味の老人のたわごとなのか。
(写真の白く見えるのは流通の価値の乏しい大根である)

              徳島広域消費者協会 顧問 三原茂雄


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