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 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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徳島県産の野沢菜               2020/1 Vol.108
             〜徳島では旬〜

 40年を超えて昔のことになると記憶も曖昧である。ある時、誰かからの土産であったか、贈り物であったか定かではないが、野沢菜の漬物を頂いた。漬物の味も分からない私は、隣の市に住む父親にそのまま回した。父には口に合ったのか、すごくおいしかったと喜ばれた。それが野沢菜であり、それまで高級なものであるとは知らなかった。
 漬物はどこでもそのあたりの葉物を漬けておけば出来るものであり、糠で漬ける、多少の塩の差はあれども大して美味しいとは思わなかった。まして、徳島はスダチの産地で、スダチを絞り香りを付け食べると漬物の良さをがさらに増す。父が興味を示したので気にかけていたが、その後野沢菜と出会うことはなかった。
 ところが、師走の徳島新聞の冬点描という記事、それは一面にあり否応なしに目に留まった。徳島の野沢菜の収穫風景である。「長野で美味しい漬物に」との大きな字の見出しがある。記事には「雪で栽培ができない長野県に出荷し、特産の漬物として加工される」とある。年末までは路地もの、年明けからハウスものに変わるとある。何のことはない身近なところで野沢菜は栽培されていたのである。
 よく聞く言葉に『旬のもの』と言われるが「旬のものを美味しく食べる」は、良く分かる。だが、旬が分からない、促成、抑制栽培があり、旬は言葉だけのものになりつつある。長野に嫁・婿入りした野沢菜は、長野では旬どころかこの時期には栽培もしていない。だが、徳島の旬に栽培され、文字通りの旬のものである。旬のものはきっと美味しいに違いない。
 蛇足を二つ加えると、やはり徳島のスダチをキュッと絞って野沢菜にそえると格別である。
 また、歌の文句じゃないけれど徳島の野沢菜が「身を立て、名をあげ」「志を果たして、いつの日か帰らん」と土産や歳暮で帰ることがあれば楽しいな。老人の戯言。
(写真のカットは野沢菜や文章に関係はありません)

徳島広域消費者協会 顧問 三原茂雄


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