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 生活者の視点で、わかりやすい情報を基本とし、法律や経済、くらしの様々な有益な情報をコラムとして、学識経験者や専門的な分野で活躍する方々に寄稿していただいたものを掲載しています。

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農家の守り神・おじじんさん          2019/ 5 Vol.100
         〜お地神さんは合格・五角柱〜

 数年前の松の内が明けぬ暖かい日、ちょっと足を延ばして長岸まで歩いた。私の住む松茂町広島からは梨畑を抜けて細い橋を渡り、まっすぐに進んだところにあるのが三神社である。広い神社ではないが、最近修復されたのか綺麗である。周辺を珍しいのでうろうろした。気がつくと私と同じ年恰好の女の人が、お墓のようなところでお参りしていた。

 不思議なものを見たような気がして伺った。「おじじんさんは、農家の守り神でな、このようにぐるぐる回ってお参りする」と。この表現は不適切であるが、私は戒名や家名を記すところの石が五角形であるだけの墓の一種と思っていた。ところが、五角形の石柱の北に面した側面は「天照大神」であり、他の四面もそれぞれ神様の名前が記されている。

 町の資料館の学芸員さんから聞いた記憶があり、インターネットで調べると、地神さんは「阿波国内に二千基程度あると云われる地神塔。阿波独特なもので、寛政二年(1790)に徳島藩藩主であった蜂須賀治昭は、神職早雲伯耆の建白を受け、県下全域に地神塔(塚)を建て春秋の社日(戌の日)に地神祭を行うようにさせたものである」。気を付けてみているとほとんどの神社の境内には設置されている。

 最近の受験生にとって、五角形の五角の読み「ごかく」は「ごうかく」と近く、漢字で書くと合格となり縁起のよい響きであるそうだ。農家の守り神である、お地神さんは氏神様の鎮座する境内にあるので気楽にお参りして受験場へ臨むのは心の平安には良いご利益である。受験は、人事を尽くして天命を待つ、のである。

 受験はいくら良い点が取れても他の人がより高得点なら及ばず。低得点でも他の人も難しくてより低得点なら合格ラインを超える。相対的なものは、喜びの陰に悲しむ人がいる。悲喜交々、合格者掲示板の前に立つ人を見るのは複雑な気分である。
(写真は長岸の三神社のお地神さん)

           徳島広域消費者協会 顧問 三原茂雄


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