公的年金担保融資は、独立行政法人福祉医療機構によって法律で唯一認められた厚生年金、国民年金または労災年金の年金を担保とした融資制度です。これらの年金を受けている方が、医療、住宅、冠婚葬祭などの支出のために一時的に小口の資金が必要な場合に、資金の借入れができます。
【変更の内容】
○資金の必要額等の確認を強化します
お申込みされる資金について、お使いになる目的ごとに必要額と支払(予定)年月を金融機関窓口で確認します。
○満額返済を廃止します
毎回の年金支給額の全額を返済に充当する返済方法(満額返済)を廃止します。今後は、年金支給額のうち利用者が指定した一定額を返済に充当する返済方法(定額返済)のみとし、年金収入が全くなくなるのを避け、お手元に残ります。
○返済回数を増加します
元金相当分の返済回数を12回(おおむね2年)以内から15回(おおむね2年6ヵ月)以内までに増え、1回あたりの返済額を少なく設定できるようになります。
○条件変更制度を新設します
返済期間中にやむを得ない事情により生活困窮となった場合に、1回あたりの返済額について変更申請ができるようになります(すでにお借入れされている方も対象となります。)。
【実施時期】
平成22年2月1日借入申込受付分から実施
★違法年金担保融資にご注意!
年金証書や年金受給用の預金通帳・キャッシュカードなどを担保等として預けるよう要求する違法な貸金業者(違法年金担保融資)には十分注意してください。
◇詳しくは、独立行政法人福祉医療機構ホームページをご覧ください。
http://www.wam.go.jp/wam/gyoumu/nenkin/index.html |